報告:Riotが市場懸念からSmash Bros.インスパイアされた格闘ゲームを中止

Riot Gamesは、2024年5月に開発中止された未発表の格闘ゲーム、「Pool Party」というコードネームを、消費者の取り込みに苦戦するという懸念から中止しました。

これは、ジャーナリストのMikhail Klimentov氏による新しい報告によるもので、状況に精通した現職および元Riot社員と話したものです。

70〜80人のスタッフがプロジェクトを開発しており、これはLeague of Legendsの世界観を舞台にしたプラットフォーマーブロウラーゲームとして構想されていました。このプロジェクトは、任天堂の看板作品であるSuper Smash Bros.シリーズからいくつかの要素を取り入れており、Riotにとってはeスポーツシーンでの存在感を高める手段として位置づけられていました。

Riotは当初、このタイトルをハードコアなファイターとして売り込んでいましたが、最終的にはパーティーゲームメカニクスやよりカジュアルな要素を取り入れる方向に転換しました。これらの変更がスタッフを不満にさせたと報じられています。

MultiVersusPool Partyの教訓でした

また、RiotはPool Partyの持続可能性について懸念を抱いており、幹部たちはプロジェクトが影響力を持つのに苦労する可能性があると危惧していました。Warner Bros. GamesのIPをフィーチャーした格闘ゲームMultiVersusの不安定なパフォーマンスも、RiotのリーダーたちがPool Partyが同じ運命をたどるかどうか疑問に思うきっかけとなりました。

MultiVersusは、2024年5月に公式ローンチの直前にリストから外され、この時点でSteamだけで114,000人を超える同時プレイヤーを獲得していました。

情報筋によると、Pool Partyチームの半数以上が会社内で他の部署に異動するオファーを受け、他のメンバーは会社内の求人ボードを通じて新しい立場を探していました。報道によれば、10人のメンバーがオファーを受けず、Riot内で別の役職に応募していなかったとされています。これらの人々が解雇されたのか、自発的に退職したのかは不明です。

取材の際、RiotはKlimentov氏に対し、「常にさまざまな段階のR&Dプロジェクトを複数持っており、プロジェクトの立ち上げと終了は1年に何度も行われている」と述べました。

Riot Gamesは、年初に530人を解雇し、「大きな賭けがうまくいかなかった」と認めました。同社はEmbracer Group、Microsoft、Sony、EA、Take-Twoなどの主要スタジオでの解雇ラッシュに加わりました。